「や、みみとぴょんじゃないか。」
にひきの うさぎが、かおを よせあって 何かを 食べているようでした。
それを みたとたん、そろりのおなかが グゥーッと、なってしまいました。
「そうか、腹ぺこだから、こんなにさむいんだ。」
そろりは ソロリ ソロリと近付いて行きました。
(ねえきみたち、ちょっとだけでいいから その ごちそうを ぼくにも 分けてくれない?)
そろりは 優しく お願いするつもりでした。
だけど みみとぴょんが、あまりにも たのしそうだったので、つい カァッとなってしまいました。
続く。