♪カローン、コラーン、カローン、コローン・・・・・・。
どきゅん:「あっ! なった、とうとうなった!」
しゅるねい:「なんて、美しい音色なんだ」
げどー:「それにしても、鐘をならすほどの贈り物物をしたのは一体誰だろう?」
はんぐりー3世をはじめ、人々は一斉にふり返りました。
そこには有理が、恥ずかしそうにたっていました。
「わ、私、お兄ちゃんから預かった銀貨を一枚、神様に捧げただけだよ」
有理は、そういったあと、
(お兄ちゃんの助けてあげた、あの女の人は、きっとだいじょうぶだろうな)
と、思いました。