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5708村 ゚・*:.。.まったり童話村special.。.:*・゜

情報 1日目 2日目

☆生存者 2人

たいがーりりー
ID: Arisa=Lowell
人狼
しんでれら
ID: ann
占い師

☆犠牲者

あかずきん
ID: DUMMY
中身占い師

☆処刑者

らぷんつぇる
ID: ruha
狩人
昔々あるところに、小さな小さな村がありました。
みんなが平和に平凡に暮らしていましたが、ある日人狼が出るという噂が流れました。
なんと人狼は夜な夜な人間を食べてしまうというのです。
村人たちは半信半疑ながらも村はずれの集会場に集まり、話し合いを始めるのでした。
あかずきんが村を訪れました。
1 あかずきん 2007/07/23 23:02:09
おおかみさんなんてこわくない♪
まっちうりのしょうじょが村を訪れました。
2 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:03:10
皆さん、今日も一日お疲れ様でした。
久しぶりに「まったり童話村」の開催なの。
たいがーりりーが村を訪れました。
3 たいがーりりー 2007/07/23 23:03:18
まっち人狼
たいがーりりーが村を去りました。
4 ann 2007/07/23 23:03:44
開始は、【7/24(水)22:00】を予定していますけど、人が集まるかどうか心配…。
童話キャラってすごく味があって、好きなんだけどなぁ。
他の村との兼ね合いで、多少時間が変更されるかもしれませんが、お時間がある方、どうぞよろしくお願いしますね。
(尚、今回の導入部はシリアスストーリーになっています。)
たいがーりりーが村を訪れました。
5 たいがーりりー 2007/07/23 23:03:51
だったらいいね!
6 たいがーりりー 2007/07/23 23:04:09
>>4
あ、あれー、了解ー
まっちうりのしょうじょは、タイガーリリーをハリセンで叩いたっ!(ピシ 2007/07/23 23:05:48
7 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:06:15
ここは不思議な欧州の国。
それはもう、たくさんの個性的な住人が住んでいて、わきわいわいしているの。
私のマッチは魔法のマッチ。
今日はどんな人が登場するのかしら…

[マッチ売りの少女は、一箱のマッチを取り出すと、更に一本のマッチをすった。]

(マッチに火がともると、そこに1人の美しい娘の姿が映し出された…)
8 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:06:38
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


         『   る は ン ツ ェ ル  』


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
9 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:07:48
暗闇の森の中を親子らしい二人の影が歩いています。
時折、狼のような獣の遠吠えが静かな森に響いていました。
遠く聞こえてくる声に幼い女の子は怯えています。

(どこへいくんだろう。・・・おかあさん、泣いてた。)

『許しておくれ、るはンツェル』

泣きながらそう言って抱きしめて。
どうしたのと聞いても何も答えてはくれませんでした。
10 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:10:00
不意に手を引いていた父親が止まりました。

「おとうさん?」

「るはンツェル。じきにここに人が来る。お前はこれからその人にお世話になるんだよ。」
父親は苦しそうな顔をしています。

「おとうさん?」

「その人の言うことをよく聞くんだよ。」
そうしてすぐにもと来た道へ歩いて行きました。
るはンツェル一人残して…
11 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:12:02
わけが分からず、るはンツェルは一人暗闇の中に立ちつくしていました。

「・・・おとうさん。おかあさん。」

目には今にも涙が流れ落ちそうに潤んでいます。
森に響く遠吠えはだんだん近づいているようにも感じました。

「おかあさん。」

ガサガサッ
近くから不自然にざわめく葉音がします。
るはンツェルはぎゅっと目をつむりました。

「お前が・・・『るはンツェル』か?」

るはンツェルが目をそおっと開けます。
月の光に浮かぶ姿は見覚えのある男の人でした。
12 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:16:28
…とても月のきれいな夜でした。
色とりどりの花が咲き乱れる隣の庭に、るはンツェルは初めて人の姿を見つけました。
それは夜の闇にとけてしまいそうな黒い髪の人でした。

「おかあさん。あのひと、だれ?」

「・・・『魔法使い』よ。」

「『まほうつかい』さま?」

「そう…まほうつかいさま。」

るはンツェルに魔法使いは顔を背けました。
「来なさい。」

魔法使いは、そのまま森の中に入っていきます。

「でも、おとうさんが・・・。」
るはンツェルは動こうとはしません。

「獣に襲われたくはないだろう。」

「・・・はい。」

13 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:18:42
魔法使いはそれはそれは高い塔にラプンルェルを連れて行きました。

「るはンツェル。お前は今日からここに住むんだ。」

そして上ってきた階段の戸に鍵をかけると、るはンツェルの目の前でその鍵を窓から捨てたのです。

「まほうつかいさま? どうしてかぎ・・・?」

「人が入れないように。」

「?? どうして?」

魔法使いは笑みを浮かべて言いました。

「私は人が嫌いでね。」

「? でも、まほうつかいさまもでられなくなっちゃう。」

「だからお前に魔法をかけよう。」

「まほう?」

魔法使いは頷きました。
14 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:20:12
「私が呼んだら窓から髪を下ろしなさい。」

「そうしたらどうなるの?」

「塔の下まで伸びるだろう。私はそれを使って降りる。」

るはンツェルは不安になって聞きました。
「それじゃあ、わたしはどうやってでるの?」

「・・・外には獣がいる。出ないほうがいい。」
魔法使いは、るはンツェルの頭をそっとなでました。

15 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:21:44
るはンツェルに与えられた部屋から泣き声が聞こえてきます。
「・・・泣くのをやめなさい。」

るはンツェルは顔を上げました。
魔法使いがどこか困っているように立っています。

「ごめんなさい。」
そうは言いながらもなかなか涙は止まりません。

「ごめんなさい。あの、ひとりでねむったことなかったから・・・。」

魔法使いはため息をつくとベッドのすみに腰を下ろしました。

「まほうつかいさま?」

「・・・眠るまでここにいるから、早く寝なさい。」

そのままそっぽを向いてしまいましたが、るはンツェルはとても嬉しくなりました。

16 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:25:19
るはンツェルは穏やかな寝息をたてています。


この少女は初めて会ったときから自分を『魔法使い』と呼んでいる。
まるで妖精か何かのように。

( そんなきれいなものじゃないのに。)

この少女は知らない。
自分がどんなに村人から恐れられているか。
はじめは他の人とは違って少しだけ、少しだけ不思議な力があるだけだった。
いつの間にか怯えられていって・・・。
自分は何もしていないのに。
この子の親がいい例だ。
身重の妻のためとはいえ、二度も私の庭に盗みに入った。

・・・『ラプンツェル』の葉を盗むために。

見つかった時の恐れよう。
まるで私が悪魔か何かのように。
私も同じ人なのに。
ついカッとなって子供を渡すよう言ったら、本当に寄越してきた。

・・・そんな気などなかったのに。
17 まっちうりのしょうじょ 2007/07/23 23:26:10
「んー、まほー・・・つか・・さ、ま。」

寝言を言いながらるはンツェルは微笑みました。
とても嬉しそうに。

「・・・おやすみ、るはンツェル。」



18 ann 2007/07/23 23:27:36
続きは明日にでも。
おやすみなさいー。
ふしぎのくにのありすが村を訪れました。
19 ふしぎのくにのありす 2007/07/24 0:02:26
24 にちなのかすいよーびなのかはっきりさせたほーがいーんじゃないかとおもった。

まーふつーわかるだろーといわれたらそれまでだけど。けど。
ふしぎのくにのありすが村を去りました。
20 ann 2007/07/24 21:16:25
>>19
ごめんなさい。
本日22時予定です。
「ゆきの」さん村が建ってますので、ずらしてもいいかなぁ。。。
まっちうりのしょうじょは、再びマッチをすった。「後編のはじまり、はじまり」 2007/07/24 21:17:05
21 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:17:56
時が過ぎ、るはンツェルはそれはそれは美しく育ちました。
るはンツェルは魔法使いを慕い、魔法使いもまたるはンツェルに心を開き、二人は幸せに暮らしていました。

一方、村ではこんな噂が広がっていました。

森の中の高い塔があり、そこには悪い魔法使いにつかまった美しい娘がいる。
そして…

『るはンツェル、髪をたらしてくれ。』

と言うと、囚われの娘がそれは長い髪を下ろしてくるという。

22 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:18:53


『ラプンツェル、髪をたらしてくれ。』



23 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:20:16
『るはンツェル、髪をたらしてくれ。』

「あっ、魔法使いさま?」

るはンツェルが髪を窓から下ろすと、髪はスルスルと塔の下までのびていきます。

「魔法使いさま? 今日は早い・・・。」

最後まで言い終わる前にるはンツェルは口を閉じました。
そこに現れたのは魔法使いではなかったのです。

24 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:23:19
ただただ驚いているるはンツェルをよそに、その青年は中へ入ってきました。

「噂どおりだな。」
青年は呆然としているるはンツェルを見ました。

「君が魔法使いか?」

「えっ、違います。あの、魔法使いさまは出かけていますけど・・・。」

「では、君が囚われの娘か。大丈夫、私は君を助けに来たんだ。」

突然のことで混乱しているるはンツェルにかまわず、青年は一方的に話を進めます。

「いえ、あのっ。」
その声をさえぎるかのように、鐘の音が響きました。

「しまったっ。すまない、もう戻らなければ。待っててくれ。すぐに迎えに来る。」

そう言うとその青年は、名もつげずに去って行ってしまいました。
るはンツェルにはただ呆然と見送ることしかできなかったのです。

青年の名前はまーさー。
実は、この国の王ハングリー世の第一王子で、後に「マーサー王」として円卓の騎士を束ねて大冒険する事になるのですが、それはずっと先の話。。。



25 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:25:37
「るはンツェル、髪をたらしてくれ。」


日が暮れたころ、魔法使いが帰ってきました。
中へ入るとるはンツェルが困惑した顔で立っています。

「どうしたんだ、るはンツェル?」
るはンツェルはどうしたらいいのかわからず、今にも泣きだしそうです。

「何があった?」
魔法使いはやさしく問いました。

「・・・今日、不思議な人が来ました。」

魔法使いは驚きました。自分以外はここへ入れない約束だったからです。
混乱しているるはンツェルは魔法使いが怒っていることに気がつきません。

「それで、どうしたんだ?」
るはンツェルは素直に答えました。

「私を助けに来たと・・・。」

「つまりお前は出て行きたいんだな。」

るはンツェルが気づいたときにはもう遅すぎました。
るはンツェルの裏切りは、やっと心を開いた魔法使いをこれまで以上に悲しませました。
26 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:26:52
「違いますっ、魔法使いさま!」

必死に誤解をとこうとしたるはンツェルの顔の横を、鋭い一陣の風が通りすぎました。

パサッ

るはンツェルの編んだ長い髪が床にすべり落ちました。

「私が必要なのは、この髪だけだ。」
魔法使いは静かに告げると、その髪を窓から下ろしました。

「出て行け。」
るはンツェルの目から後から後から涙が出てきます。
魔法使いは顔を背け、部屋にはるはンツェルの泣き声だけが響きました。
27 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:28:23
その沈黙を破るように、突然、窓からあの青年が現れました。

「お前が魔法使いか?」
最初に魔法使いを見た青年は、泣き崩れているるはンツェルとその無残に切られた髪を見て驚きました。
そして怒りとともに剣を抜きました。

「よくもるはンツェルをっ。悪魔め!!」

まーさーは怒りのままに魔法使いに剣を向けます。
しかし魔法使いは立ち尽くしたままです。

るはンツェルは走り出しました。

「魔法使いさまっっ!」
28 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:29:50
魔法使いはるはンツェルと崩れるように倒れました。

「・・・るはンツェル・・・・」

青年のかすれた声をともに落ちた剣の音が響きました。
呆然と、魔法使いは腕の中のるはンツェルを見ました。
服の赤い染みが徐々に広がっていきます。

「・・・っ、るはンツェルっ!!」

るはンツェルは薄く目を開き、魔法使いを見て微笑みました。

「よかっ・・・た。」

るはンツェルが再び目を開けることはありませんでした。
29 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:32:00
魔法使いは塔にいました。
るはンツェルがいた頃のように。


この塔で本当に囚われていたのは、彼のほうだったのかもしれません。


【教訓】自分の身を呈して吊られる狂人さんにも感謝しましょう。(って、それかい!)

30 まっちうりのしょうじょ 2007/07/24 21:32:12



『おかえりなさい。まほうつかいさま。』



まっちうりのしょうじょが村を去りました。
しんでれらが村を訪れました。
31 しんでれら 2007/07/24 21:46:37
ずさー
らぷんつぇるが村を訪れました。
32 らぷんつぇる 2007/07/24 21:59:04
…。
ず、ずさー!
33 らぷんつぇる 2007/07/24 22:04:06
ふと見たら23:00になっていた。
34 ann 2007/07/24 22:07:17
他の村もありますので、そっちを参加して頂いて結構ですよ〜
基本はまったり進行、進行。
35 らぷんつぇる 2007/07/24 22:09:51
るはンチェル死んじゃった…。わたしが魔法使いさん慰めに行こう。てくてく
36 らぷんつぇる 2007/07/24 22:59:43
ちょ、もしかしてはじまる?w
37 らぷんつぇる 2007/07/24 22:59:52
いるのだろうか?ww
どうやらこの村には、人狼が1人、占い師が1人、狩人が1人、中身占い師が1人いるようです。ダミーの役職もランダムです。
この村に潜む人狼は、たいがーりりー です。
夜が訪れました。
村人たちは自分の家に閉じこもり、無事に朝が訪れることを祈っています。
-1 らぷんつぇる 2007/07/24 23:00:19
はじまったよっ!!!w
-2 らぷんつぇる 2007/07/24 23:01:40
狩人とか…超絶なんの意味もないんです!!!!
かなしすぎます。。。。
情報 1日目 2日目
アイコン:欧州 ゆめびより(一部加工 minato), 審問 kiku2rou, BBS swim, おとぎ ふらぅ
おとぎの国の人狼 ver.1.0 by ゆーろ
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