全ての人あらざる者たちへ捧げる。
烏は盗み、狐は騙し、鼬は出し抜き、そして人は騙る。
騙るは人の定め。
詩人は詠う。「人は嘆く為に生まれしもの」と。
だが、そうではない。
人は騙る為に生まれたのだ。
それこそが、まさに人の目的である。
―――ルク・サンテ
はんぐりーのランダム村人外講座。
これははんぐりの独断と偏見によって書かれてある為に、間違っている箇所も多々あると思われます。
著作権は放棄。好きに使ってくださいませ。
◆狂人編
狂人は村側陣営で云うところの「村人」に当たる、能力のない人間。
村陣営を一人道連れに出来れば上等。PP要員にすらならない場合も多く、吊られ役として活躍する裏方。
基本は、凄い共有者や聖痕者に対抗に出、ローラーされること。信用度に差が付いていなければローラーが狙え、自分に信用を掻き集められたら自分真を決め撃って貰える。
このときの基礎的なポイントとして、『ローラーされたがらないこと』。意地でも対抗を先に吊らせる勢いで、また自分真を決め撃って貰える勢いで。
15人くらいの人数でのランダムなら、ほぼ確実に聖痕者1が出る、じゃあ聖痕者1でCOしよう、その為に夜のうちに原稿を作っておこう。このような読み、また小細工も割と大切。
喰われるようなCOは最もお勧めしない。例えば「神話騙り素狂人」、「聖痕者3CO」、「初回黒判定占い師CO」など。
人狼に自分の位置を伝えるのは重要。当然ながら、喰いは確実に村側に回すべき。
占い師騙りは狂信者やC国狂人、また妖魔やQP、人狼に任せ、他の吊られ易く占われ易いところにCOするのがベター。
よって、村人CO、霊能者COも悪手ではない。但しこの場合、白くなり過ぎることには注意。
奇手としてお勧めなのは『潜伏能力者騙り』。
ここには聖痕者3COした後に聖痕者1へのスライド、神話騙りからの村人CO、霊能者から占い師へのスライド(このときは狼っぽいところに目星を付け、白判定を連打することで偽アピールが楽に可能)、狩人COから聖痕者2へのスライド、等等。
基本的には『狼側で行っても意味のないもの』でなくてはならない。概して序盤に白く見られる可能性が高い上、中盤や終盤にかけて吊られ易い場所である為、狂人の役職には打って付けかもしれない。
地味ではあるものの、難易度は最も高い。
◆狂信者編
狂信者は囁けない人外の花形だろう。
人狼が判っている為に、派手に動くことも出来、仲間売りや特殊なCOも難なくこなせる。
また、混乱も少なくスムースに動き易いこともあり、初心者はここから始めてみることを薦めたい。
基本はやはり占い師騙り。人狼複数の場合はさっくり初回に白を適当な狼に出すのも有りだし、また初回黒判定をリスクを負うことなく出せる強みがある。
判定、占い先、SG製作、自身の白アピールや真アピール、等。状況を読む力が試される。夜の間に思考をフル回転させ、判定とこの先の動きを吟味し、騙れ。
占い師騙りに自信がないのであれば(ただ、自信がなければない程占い師騙りを練習して欲しいのが本音ではあるけれども)、基本は狂人と同様の動きをする。
この場合の霊能者COは、判定が事前に判っている為に完璧に騙ることが出来、それを利用して最大限に扇動や真アピールを行える。が、やはり占い師COのそれと比べると、弱い。
奇手として強くお勧めなのが、狼を相手に指名しての神話マニア騙り。
状況を握れる力がある自信がある場合は占い師で、ステルスが得意ならば霊能者や村人コピーで出るのがベター。
狩人コピーは終盤に占われる危険性がある為にお勧めしないし、聖痕者コピーや共有者コピーでのCOは村側真に打ち負ける可能性がある為にお勧めしない。
そのときは素直に他の人狼に白判定を出して狂信者アピールをするも良し、適当に黒を出して一気に吊らせるも良し。序盤での神話占い師のアドバンテージは非常に強い。
因みに、このとき狼はさっくりと狂信者を喰ってしまうのが吉。片方だけなら残っていても、「ああ、狩人に護衛されてるかもしれないもんな」と割と納得されるものである。不思議な話だ。
勿論この場合は、狩人候補をしっかりと残しておくことが必要となる。状況次第でこの神話騙り組を速攻切り捨てることを考えても良いかもしれない。
夜をフルに活用出来る強みを生かし、全力で村側を吊れ。