白い大地に 緋い雫で 描かれた軌跡 罪の道標
古びた金貨(コイン) 握りしめたまま 這い擦りながらも 男は笑った
廻るように 浮かんでくる 愛しい笑顔 すぐ其処に
無限の果てに 手を伸ばす様に 扉に手を掛けた
──そして…彼の現実は朽ち果てる……
(Come Down to the Elysion)
少女が小さく 咳をする度 胸の痛みが 春を遠ざける
襤褸い毛布でも 夢は見られる 愛を知った日の 温もり忘れない
眠るように 沈んでゆく 愛しい世界 水底に
夢幻の果てが 手を招く様に 扉は開かれた
──そして…彼女の現実は砕け散る……
(Come Down to the Elysion)